SUN MOTOYAMA

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一杯の心遣い

誰にでもリラックスする為の「心のオアシス」といえる、行きつけの場所があると思います。いつも温かく出迎えてくれて、目が合った瞬間から肩の荷がストーンと落ちる、そんな店の空気を共有する人々の憩いの場所が行きつけの店ではないでしょうか。

月に1~2回、日比谷のとあるホテルのバーで、一人静かに葉巻を吸いに行くことがあります。空間も重要ですが、客とバーテンダーとの相性も、大事なポイントです。

 

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そのバーテンダーの一人S氏は、食事の終盤「今日の葉巻には何をベースにしますか?おつまみのフライドポテトは大盛りにしますか?」と尋ねてきます。

彼が作るロングは、量がありじっくりと葉巻が吸える上、初めの一口から薄まって最後の一口まで、多種多様に変化する味わいが楽しめるのです。最近は、ベースの酒を伝え、即興で名も無い一杯を出してくれます。彼のカクテルは常に新たな発見に満ちています。先日は、2杯目に珍しくショートベースを頼んだところ、マスカットの香りと甘み、そしてフレッシュの柑橘類の酸味が和えられた3種類の味と香りが楽しめる、無名のカクテルを出してくれました。

 

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そして締めに「オードヴィーを何か!」。出てきたのが日本製の珍しいハードリカー。3杯目となると更に強いモノが出てくると思いきや、繊細な感覚を持つ日本人が作るソフトな味わいでした。バーも我々の店も同じです。お客様は人に会いに来て、新しい発見を体験したいのです。自分の腕を磨き、経験を積むバーテンダーたちは、一期一会を大切に、お客様に合う一杯=貴方だけの満足を提供してくれるプロです。

私たちもお客様へ新しい体験を提供する為に、日々自分磨きを心がけています。

 

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