

イランの首都テヘランから車で約2時間南下した有名な絨毯産地「クム」より西側に位置する山岳地帯 にフェラハンがあります。この地域でのカーペットの製作は18世紀中ごろから19世紀まで盛んに織られていて、その当時の王様ナディール・シャーが好んで使用していました。デザインは、アフガニスタンのヘラートで生まれた小花文様からきていますが、現在はタブリーズなどで使われるヘラティー文様(デザインの起源の街の名をとり、ひし形のまわりの4枚の葉の形が魚に似ている事から呼ばれている)が特徴です。このオールドカーペットは、約100年以上の年月が経っているにもかかわらず、パイルもしっかりと残っており、まだまだこれから使用に耐えられる強さを持っていて、その当時から実用的なカーペットとして織られていたものと思われます。明快なデザインと鮮やかな色づかいで見事な光沢を見せています。
